ただいま「漢字 砂文字板」製作中。

ありそうで無かった!「漢字 砂文字板!」(^^)/
小学生にも役立つかしら!? 試してみます。

CAMEOで文字を切り抜いて、キャンドゥの小さい色紙に弱粘着スプレーで貼りつけました。

小学生だしこれだけでも「なぞる練習」は出来ますが、ネットを検索すると、グリッターグルーの自作例が多く見られます。こちらも最終的には切り抜きをマスキングにして、グリッターグルーで仕上げてみようと思います^^

キャンドゥのミニ色紙は横に使うと、横13.6cm、縦12.1cm。
本に確か、字の大きさは8cmくらいと書いてあり、教具として売っているひらがな砂文字板が横13.5cm,高さ9cmなのでちょうど同じくらいの大きさです。


こんにちは。

マリア・モンテッソーリの著書「子どもの発見」を読んでいます。
この本に、モンテッソーリの教材「砂文字板」ができた経緯と、やり方、効果、ポイントなどが書いてあります。

砂文字板は子どもに「読むこと」と「書くこと」を学ばせるためにできた教材です。
なんでもかんでも触って確かめたい「感覚の敏感期」にある子どもに、
ザラザラしたサンドペーパーを切り抜いたアルファベット(←イタリアなので)をなぞらせることで、

1.皮膚感覚からの刺激、
2.手を動かす筋肉の動き、
3.目で見る刺激

の3つの刺激(+発音も教える)により、書くこと・綴ること、読むことを子どもが自ら吸収していく、というものです。

サンドペーパーを使っているは、幼児は紙に書いた文字をなぞらせるだけでは、指が間違って動いて文字の形から外れてしまっていても、誤りに気がつかないためです。

余談ですが幼児は目と手が大人のように協応(連動)していないので、ボタンを数える時など、「いち、にい、さん!」と数えながら、指は5個目を指していたりしますよね。
(今となっては可愛いらしい思い出ですが)つい、「違うでしょ!」って言いたくなっちゃいますよね…^^: (もちろん、言ってはいけませんよ!私は言っちゃったけど)

本を読んで非常に納得なんですが、記憶って、頭でする記憶とは別に、「筋肉記憶」というものもあるのです。
大人がご飯をこぼさずに食べられるのは、何年間にもわたって筋肉が動きを学んだからなんです。

体操も、手先の器用さも、文字を書くことも、筋肉記憶。

モンテッソーリは本の中で何度も、「学校の教える教育」の問題点を訴えています。
例えばこんなふうに。
「いくら医学を勉強しても、患者の脈拍を感じとれなかったら、医者にはなれません。」

世の中で自分を活かすためには知識よりもまず先に感覚教育や筋肉記憶が必要なんだということです。(正確には知識と実習の両方が必要)

こういうと「じゃあ訓練すればいいのね」と思われる人もいるかもしれませんね。
ですがマリア・モンテッソーリの出発点は精神科医です。
強制的に訓練することによって子供の自己教育力(やる気)が失われ、他者との間に障壁ができることを警告しています。

あくまでも子ども自身の「内なるガイド(本能)」によって現れる欲求に従わせてあげることが大事なのです。

あれもこれも身につけさせてあげたいと思う親心、私もよくわかりますが、”転ばぬ先の杖” 的な思考は断捨離が必要です><
また、大人はエスパーのように子供の内側を感じてあげなければいけないようです(汗)

砂文字板2

さてさて、漢字にもどります。

アルファベット圏の人はアルファベットを覚えればありとあらゆる言葉を無限に作り出せるのでいいですね。

漢字の国、中国では子どもはある程度大きくならないと(小学生中・高学年?)お友達にお手紙が書けないんだよ、と聞いた事があります。

日本はひらがながあるので、幼児でもひらがなを覚えればお手紙がかけますね!

「漢字の学習」については、
今はパソコンやスマホで文章は書けるので、漢字は読めればいい、書ける必要は無いという意見も多いですし、漢字の学習に割く時間が多いという指摘もありますね。
私が子供のころは宿題でノートに1行ずつ、同じ漢字を繰り返し書いた記憶がありますが、今は漢字の教材やプリントを埋めるだけのようです。

私はやはりある程度、小学生で出てくる漢字は書けた方が(格好)良い気がします。
ところが最近チラホラと小二の娘の漢字の間違いを目にします…。

勉強したがらない娘。
床にしゃがんだり寝そべって宿題をやろうとする娘。

娘は全体的に筋肉が弱いようです。体幹が弱く、勉強の姿勢を長く保てないようです。いつもそれがとても気になっています。

そんな時に砂文字板の解説に触れて、

「漢字もなぞるだけで覚えられるんじゃないの?」
と試してみたくなった次第です。

ちなみに、(上に砂文字板の役割を書きましたが)
幼児期のひらがな砂文字板の学習のポイントは、
●砂文字を指でなぞることで、文字の形を覚え(筋肉記憶)、
●図形(メタルインセッツ)の塗りつぶしをさせることで筆記具の操作を身につける

この能力が備わった子どもは自発的に書き始めるそうです。

自発的に書き始めるまで待つのがもちろん望ましいのですが、
能力が備わっているのに書き始めない場合は大人が誘いかけます。
観察によると、4、5歳の子に「書くことの爆発」が起こるようで、5歳半〜6歳を過ぎると子どもは書くことに興味を持たないそうです。

文字を書く力がついたかどうかの見極めは、
●図形の塗りつぶしがぐちゃぐちゃの線ではなく、まっすぐな線で塗りつぶすようになったら
だそうです。

…うちの小学二年生、いまだにぐちゃぐちゃに塗りつぶすんだけど、大丈夫なの!?

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