「幸せな中学受験」を考える

はっきりいって、私はなんとなく漠然と、中学受験にネガティブなイメージを持っていました。

中学受験はある程度勉強がデキる子が受験するため、中学受験の偏差値50は、高校受験の偏差値60くらいに値するそうです。そのため「中受は失敗しやすい上に、失敗したらその先の思春期に大きなダメージを与える」、そんなふうに思っていました。

でも、花まる子育てカレッジの中学受験の動画一蘭で「幸せな中学受験」というコンセプトに触れて、考えを改めたというか、目から鱗が落ちました。

どうやら、小学校4年〜6年生は抽象思考力がぐっと伸びてくる時期らしく、この時期に小学校の勉強のみで終わらせるのはもったいないらしい。
モンテでいうところの、「勉強の敏感期」がやってくるってことなんですね。

中学受験をするかどうかはおいておいて、難しい問題を解く練習をするのは、その後の高校受験、大学受験に備える地頭力を鍛えることになるということです。

おおたとしまささんの「中学受験『必笑法』」も一読をおすすめします。

将棋でも、サッカーでも、大好きなもの見つけた子はそれを頑張ればいい。
でもそいうものが見つからない子こそ、中学受験の勉強をしたほうが良い。

2月の勝者で言ってるのと大体同じ感じです。

一番選択肢が多いのが中学受験

花まるが発信する「幸せな中学受験」は、私たちの思う通りの理想の姿です。

とはいえ理想はあっても思い通りにはいかないかもしれません。
「言うは易く行うは難し」であると想像できます。
だけど、我が家はこの「幸せな受験」にチャレンジしようと思います。

娘の発達の問題を考えても、より良い学校を探してあげたいと思うし、実際のところ、中受をしないとその後の選択肢が狭くなってしまうことがわかりました。

検索してみたらウチの周りには5km圏内に良さそうな学校がたくさんあります。
ほんとに、「大日向小に行かなくて良かった〜」というのが素直な感想です。

出遅れつつも塾選び(花まる一択だけど)

私は花まるのスクールFCの自由が丘校があると思っていました。

ところが、自由が丘にあるのは花まるスクールFCの「シグマTECH」でした。
こちらは最難関校コースで、入室テストが必要でした。

受けてみましたが撃沈。
夜に花まるから電話がかかってきて、言いにくそうに説明してくれました。
(wisc4のFSIQ126にわずかに期待していましたが、それはやはり絵に描いた餅でした…。)

担当:「計算は時々間違いがありました。」
担当:「考える問題も「これは解けてほしい」というところは解けてましたが、もう一歩というところ。」
担当:「漢字は6割くらいでしたが、花漢やってましたか?」

私:「花漢は合格もらってましたが、2年の出題だったので、3年の漢字はやってませんでした。」

1年の終わりに勉強嫌いになってからほとんど何もしなかった娘。
2年の終わりから花まる学習塾に通ったけれど、宿題もろくにやっていませんでした。

高濱さんが動画で「親子ゲンカになるくらいなら考える問題やらなくていい」と言っていて、それでよしとしてきましたが、受験対策としては全くもってダメでした…。さすがに手放しすぎたと後悔です💦

まあ仕方ないでしょう。

実際、1年の終わり頃にチックが出て、そのあとは発達障害の兆候が目立って来て本当にそれどころじゃなかったし。
今、受験に向かおうと考えられるようになったこと自体が素晴らしいと喜びましょう。

そんなわけで、

自由が丘校だったら通いやすいのだけど…
スクールFC用賀校に行くことになりそうです。

我が家の受験の方針を固めよう。

シグマテックは「通塾中2回おうちでご飯を食べる受験」と言うのを掲げていて、発達改善のための運動をしながら受験をするのにはとても良いと思ったのですが、これは難関校を目指すコースで、しっかり家で自学ができている子どもが対象ということでした。
娘は1年生の終わり頃から2年の終わり頃まで勉強嫌いを発動し、花まるの宿題(計算と書写)以外は何もやっていませんでした。
やはり難しい問題を解く力は育ってなかったようでとても悲しい思いですが、仕方がありません。(せめて進研ゼミはやめなきゃよかったと後悔しています。)シグマテックは自由が丘なので魅力的でしたが、そこには入れないとなると、うちから近い「スクールFC」は用賀校になります。

シグマ算数クラス選別テスト

用賀校の体験をしたところ、スクールFCの「シグマ算数」というシグマテックとは別の難関向けコースのテストの案内があり、一応そちらも受けてみした。

しかし娘は、中1ページ見開きの部分を飛ばしていて気がつかなかったらしく、お迎えに行くと、「7分だけ時間を追加してやってもらっています」との事でした。

チーン。

多分こちらもダメだと思われます。><
夫に言わせると、「もし受かっても、得意でも好きでも無かったら負担になるだけだし、不得意意識がつく可能性もあるからやらない方がいいんじゃないか」とのことでした。

たしかにそのとおり。「幸せな中学受験」を忘れてはいけません💦

つい慌ててしがみついてしまうのが私の悪いところ。
目的は「幸せな受験」、「幸せな受験」、と唱えよう。

まずは幸せな小学生になるために

運動もこの春から取り組み始めたばかりで、娘の発達にとってとても大事な課題ですから、塾通いが始まっても受験の勉強だけに時間を割くわけにもいきません。
友達との遊びも大事なコミュニケーションの場であるし、楽しい、嬉しい気持ちは生きる糧です。
したがって、我が家の受験の立ち位置は小学校の時と同じでやっぱり「ライト受験」。ただし、今度は彼女に合うどこかしらの私立に入れる予定です。(今のところ)

運動と遊び、受験勉強という3本柱を全てまんべんなく取り組んで、その中で入れた学校が娘にとって最良と考えます。

甘いと思われそうですができる範囲でやっていく、それだけです。

来年はチームスポーツとしてバスケットボールをやってみようと思います。
サッカーも良いのですが、娘は手と足の協調が悪そうなので、バスケをさせてみようと思います。
こちらはこちらで勝負至上主義じゃないチームを探すのが大変そうです。

運動で身体能力を伸ばすこと
友達と遊ぶ時間を作って豊かな小学生を過ごしてもらいたいこと
受験勉強がんばって地頭力をつけること

この3つを大事にしながら、次の3年間で彼女をどこまで伸ばしてあげられるかが課題になると思います。
頑張るだけ頑張ったその時に入れた学校が娘にとって最良の学校だと信じます。
そう信じて「幸せな受験」を実践してみようと思います。

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