今日から3泊4日で石川県に石拾いに行きます。
娘は石が大好きです。
「こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑」や「石の卵」という本に影響されて、実際に川でオパールや瑪瑙が拾えるか⁈ 行ってみよう、ということになりました。
「石の卵」には『石川県の小松市にサンダーエッグが流れてくる川があります。』と書いてあります。
しかし、場所を調べてみましたが、乱獲を防ぐためか、詳しい情報はネット上には載っていないようです。
実際に小松市は3年前から、山菜や石を採集してはいけない条例が作られていたことが分かりました。
1日目(飛行機で金沢へ・森本川・浅野川)
前日までにしっかり準備して早めに羽田空港に行ってブラブラ楽しもうと言っていたけど、結局朝になってトランクを1つ追加したり、あれが足りないこれも持っていくとなり、あまり余裕のない出発になりました。
金沢へ出発
羽田空港〜小松空港へ
小松空港〜金沢駅へ
金沢駅のコンビニで食料調達、トイレを済ませる。
金沢駅〜森下川へ
うーん。薮がモジャモジャに茂っていて、足場がわからない。
冬から春と書いてある理由はこれか〜。
入れそうな気がしないわ。
森下川〜浅野川へ
仕方がないので隣の浅野川に行ってみることに。
私は車に弱いので、森下川の帰りのくねくね下り道ですっかり気持ちが悪くなってしまいました。
浅野川1
ところがここも降りれそうなところがない。
すぐ側にあった観光案内所に入って聞いてみると、数年前に水害があって、護岸工事をしてしまったので、降りれるところは無いんじゃないか、とのこと。
うーん。残念。
別の場所に移動してみます。
浅野川2
川沿いに少し移動したところで、細い脇道があり、パパが車で行けるか偵察してくると言うので、娘も付いて行きました。
(なかなか帰ってこないな〜。バッテリー大丈夫かなー)と心配になった頃、石をいくつか拾って戻ってきました。
あまり深く無い護岸された場所を降りて取ってきたそうです。娘がドヤ顔で見せてくれたのは蛋白石?かもしれません。
さらに川沿いに降りれるところがないか進んで、無さそうだったので、別の場所をチェックしてみようと、移動することにしました。
浅野川3
ホテルにチェックインしてから、タクシーに乗って、「田村」というお店を教えてもらい、夕食をとりました。
1日目の夕食 – 割烹田村
1日目の収穫
さて、この日ゲットした蛋白石らしき石ですが、車の中で落としてシートベルトの穴に入ってしまい、そのまま座席の内部へ落ちてしまったようで、取り戻すことが出来ませんでした。(泣)
見た目は、赤茶色の母岩に白い部分がくっついている、といった感じの石でした。
そして、この日拾った石達は、保存袋に入れてホテルのバスタブで洗ったのですが、そのままホテルに忘れてきてしまい、東京に戻ってから、翌日ホテルに電話しましたが見つけることが出来ませんでした。(泣)
この日の収穫を写真でお見せする事が出来ず、残念です><
2日目 朝の散歩(尾山神社・金沢城公園)、小松市へ(那谷寺・安宅海岸)
プランを考える
「4日間、”森下川で 川遊び 兼 石拾い”でいいよね〜」とパパと話していたので、完全にアテが外れてしまいました。
さあ困った。
候補1 医王山オートキャンプ場と浅野川上流
参考 石川県探石行lithos Graphics web log上のブログは『石の卵』の著者が運営するブログです。
このブログに、医王山オートキャンプ場の近くの川と書いてあったので、今日はそこに行ってみようと思います。
医王山オートキャンプ場の近くというと浅野川だよね。
昨日石を拾ったところの上流になるのかしら。
今日は医王山オートキャンプ場までまず行って、そこから下流に移動しながら探石しようと思います。
午後は湯涌温泉あたりのカフェで休憩して、夕方温泉に入りたいです。
ただ、このブログは2009年のもので、今は浅野川は護岸工事がされてしまって降りれる河原は無いかもしれません。(>_<)
候補2 小松市方面 尾小屋、赤瀬、那谷寺など
小松市の方も、検索によると、
平成29年5月より小松市にて「珠玉と歩む物語」保護条例なるものが施行される。以後、小松市は鉱物採集禁止となる
保存用メモ帳扱い
だそうで、採集できない…!ガーン。
たしかに、ブログ記事も2017年以降のものが見つかりません。
なんとなく、他のブログ記事からも察するに、小松市以外も、石川県全体で外部からくる採集者には警戒している模様です( ´△`)
残念です。
候補3 安宅海浜公園
安宅海浜公園の砂浜も石拾いスポットらしいので、明日か最終日あたりにはそちらにも行ってみたいです。
…
とりあえず、2日目はホテル周辺を、朝のお散歩に出て見ました。
朝の散歩(尾山神社・金沢城公園)
尾山神社
尾山神社を抜けて金沢城公園へ。
金沢城公園
「今日は浅野川上流を探してみようか。」と、いざ出かけようとしたら、
「小松市!石川県小松市に行く!」
と娘が言うので、2日目は小松市の那谷寺へ行くことに。
どうやら、最初は森下川でオパール狙いでしたが、『石川県 小松市にはサンダーエッグが流れてくる川がある』というのを思い出したようです。
昨日、小松市から金沢市へ移動してきたばかりなのに、また小松市に戻るのか〜。
と時間が勿体無い気もしましたが、
2日目のプランは
那谷寺(日中) + 安宅海浜公園(夕方) に決定しました。
ちょっと朝の散歩に時間をかけ過ぎてしまって、10時頃の出発になりました。
那谷寺(なたでら)
那谷寺はとても立派な場所でした。娘は見るからに張り切って、サンダーエッグを見つける気 満々でした。
参道の写真を撮り忘れましたが、参道の両脇に側溝があり、水が流れていて、娘はそれを川だと思って
「私、こっちを見るから、ママはあっちを見て!」と、
真剣に石を探していました^^;
来て良かったとは思うけど、写真の場所がわからず、サンダーエッグがどんな感じで出るのかもわからなかったので、汗を流しながら裏山含めて一周したけど、結局のところ、全く収穫なしでした。
娘は側溝の石を拾ってサンダーエッグだと言って握っていましたが、本殿付近で無くしてしまいました。
安宅海浜公園(あたかかいひんこうえん)
夕方は安宅海浜公園で石拾いをしながら日本海に沈む夕日を見てみることにしました。
安宅海岸はブログに書いてあったとおり、オレンジ、ピンク、小豆色、緑色の石が転がっていて、思わず沢山拾ってしまいました。
娘のお気に入りの石の本、「石は何からできている?」を連想させる海岸です。
夕日までまだ時間があったので、先に近くのホテルの温泉に入りました。
この温泉は熱すぎて大人でも少ししか入れませんでした。娘はお風呂の縁にお尻をつくことも出来ず、早く上がりました。
脱衣所で、娘は、「昨日も今日もイマイチ」と納得いかないようでした。
沈む夕日を眺めながら、娘は「風になる」を大声で歌い、夕日が沈みきったところで帰りました。美しい夕暮れでした。
ちなみに、パパはサングラスを取りに車に戻っている間に陽が沈んでしまい、悔しがっていました。
2日目の夕食 – 外食は夜9:00まで
夕陽を見て、ご飯を食べて帰ろう、となりました。
乗って、金沢へ戻るまでの通りすがりのお店で、日本海のお魚のお寿司を食べようと話したのですが、なんとなく通過してしまい、金沢の回転寿司を目指しましたが、時間までにたどり着くことができませんでした。(T-T)
東京にいるとつい、いつでも何時でもお店に入れると思ってしまうのですが、金沢は夜9:00にはお店はみんな閉まってしまうそうです。
完全に食べそびれてホテル戻り、仕方ないのでコンビニご飯になりました。
安宅海浜公園で拾った石
3日目(森下川・浅野川 医王の杜公園・兼六園ライトアップ)
今日は、娘が「(ママが)昨日行くって言ってたところに行く」と言って、じゃあそうしようかと返事しましたが、昨日の事を考えて、キャンプ場に行っても川があるわけではないので、
浅野川をキャンプ場の方まで遡りながら探そうか、それともやっぱり森下川、入れるところがあるんじゃないかと話して、もう一度だけ森下川の橋のあたりを探索してみることに。
森下川をもう一度チェック
しかしやっぱり、結果は同じで。藪で入れなくなっているようです。
残念。初日に拾った場所に行くのもいいけど、あまりリラックスできる場所ではないからと、もっと川幅の広いところに行ってみようと、杜の里に変更しました。
杜の里(浅野川中流)
一見降りれそうだけど、近くへ行くと降りれそうでもない…。
それに黒っぽい藻がいっぱい生えていて気持ち悪そうだし、石も見つけにくいよね…。
ていうか暑い!暑いよ!39度の猛暑です。
Google maps で付近を検索する。
近くに公園があって、護岸された一部が階段状になって川まで降りれるようなので、そこに行って娘を遊ばせることにしました。
公園の川なら少し手入れされているかもしれない。
医王の杜公園で川遊び(浅野川中流)
入ってみると意外と流れが強く怯んだものの、娘が大喜びでどんどん入っていってしまうので、追いかけて入っていくと、真ん中から向こう側は浅く緩やかでした。
そして、娘がわりとすぐにタンパク石っぽい石を拾って、テンション急上昇。
(写真撮っていません><)
川は部分的に藻のない、綺麗な場所があって、そこは、リアル奇石博物館!
猛暑だったけれど、流れる水と、川の風にふかれて、川の中は意外と気持ちが良かったです。(日除けは必須です。)
2時間半くらい川で遊んだら、やはり疲れてきて、お腹も減ってきたので、切り上げました。
川岸までの半分は流れが強いので、遊び疲れてから渡るのは、結構怖かったです。
護岸されていない広い、石の転がる川原が欲しいわ。
昼食
杜の里はコメダやファミレス、牛丼など色々揃っていました。
日本海のお寿司を食べ損ねていたので、「海天すし」でお昼にしました。3時頃の遅いお昼です。
(お寿司は日本海のものかどうかはよく分かりませんでした^^:)
パパだけどうしてもGOGOカレーが食べたいといって、1人で食べに行きました。
シェア金沢
お腹いっぱいになったらもう川へ戻る気にはなれませんでした。
濡れたGパンが気持ち悪くて、お風呂に入りたくなり、近くの温泉を探す。
「シェア金沢」というのが近くにあって、アルパカの写真が可愛かったのでいってみました。
地図を見ると、刑務所の近くで、(ちょっと怖い!大丈夫かな)と不安に思いましたが、行ってみると、
とても新しくて綺麗な建物でした。温泉など一部の施設をシェアして暮らす仕組みのようです。
アメリカにこういうの結構ある、とパパが言っていました。
「シェア金沢」、新しく綺麗で、カジュアルで、とても居心地の良い場所でした。
温泉は赤い色をしていました。露天風呂もあり、露天風呂はぬるいお湯で、夏でもゆっくり入れて、最高!小さな子供もこれなら入れます^^
ここのお湯、本当によかったです!癒されました。
兼六園ライトアップ
お風呂に入って、まだ少し陽があったので、兼六園へ行ってみる事にしました。
ちょうど今、早朝と夜、ライトアップをしていて無料公開されているそうです。
娘は旅行前に近所のママから
「夜になってから公園を懐中電灯で探すと脱皮前のセミの幼虫が見つかる」
と聞いていて、(夜の公園!=セミの幼虫!)という感じで期待していた様ですが、兼六園はきっちり管理されているせいか、セミの穴がボコボコ開いている様な地面はなく、雑草の生えた茂みもなく、幼虫は見つかりませんでした。
立派な公園で、夜の散歩も素敵な思い出となりました。
ちなみにこの日もコンビニご飯となりました^^;
4日目(浅野川・医王の杜公園・荒俣峡)
最終日です。
初日に行った浅野川中流にもう一度。
今日はまず初日に行った浅野川中流で川遊び。
初日は私は車酔いで外に出なかったので、初めて来ました。
川を上ったところで、お隣の農家のおじさんに話しかけられ、苦情を言われるのではと内心ヒヤヒヤしながら会話をしました。(大丈夫でした。笑顔で話しかけてくださいました。)
”今日は暑すぎていないようだけど、普段はアブがいるから危なくて遊べない”とのことでした。
移動して
医王の杜公園の川遊び、もう一度。
荒俣峡へ
小松空港への移動も兼ねて荒俣峡に行ってみました。
パパは眠くて車で一休み、娘は最初から行きたくないと行っていて、着いてからも降りませんでした。
仕方がないので1人で歩いて見ました。
(でも私もトイレに行きたくなってしまい、すぐに戻ることにしました。)
荒俣峡の遊歩道は残念ながら立ち入り禁止になっていました。
橋の下へは階段があって川の中洲に降りれるようになっていたので、降りて見ましたが、階段や周囲の家は古びていて人気がなく、正直、どうにもうら寂しい感じがする場所でした。
この奥に尾小屋鉱山跡や、赤瀬ダムがあり、かつて採集ポイントだった場所なのですが、今は禁止されているし、ちょっと、雰囲気が寂しすぎて、なんだか気味が悪くて、行く気がしませんでした。
(私が都会育ちな為に手入れされていない場所が怖く感じるだけかもしれません。)
橋のすぐ隣に古い家があり、喫茶をやっているようだったので、トイレを借りる目的でお茶をしようかと思ったけど、娘が車から降りたがらず、そのままここを去る事にしました。
粟津温泉 「辻のや 花乃庄」
時間が少し余ったので粟津温泉の 辻のや 花乃庄に寄りました。
熱めのお湯でしたが、水風呂があったので娘も楽しめました。
辻のや 花乃庄は内装が素敵な温泉でした。
娘は温泉の壁画やお花型のジャグジーが気に入ったようで、水風呂とジャグジーを行ったり来たりして、長風呂になりました。
さあ、石探しの旅ももうすぐ終わりです。小松空港へ向かいます。
なかなか思うように行かない旅ではありましたが、とても充実して学びと気づきの多い旅でした。
帰りのタクシー
羽田空港から、いつもは大井町駅までバスに乗って、そこから電車かタクシーに乗るのですが、今回は羽田空港から直接タクシーで家まで帰ってきました。
ちょうど5000円くらいかかるんだけど、家の前までただ乗っていればいいのでとても楽でした。そして時間も半分ですみました。3人分の大井町までのバス代を考えるとそんなに違わないので、これからはタクシーがいいね!断然楽だね!と言う結論です。
タクシーの中で、「家の中大丈夫かな〜?」「心配される事はどんなこと?」と話して、
「カブトムシ、カラッカラに乾いてたら可哀想だな〜」
「アサガオは枯れちゃってるだろうな〜。インパチェンスもダメかもな〜」
「捨て忘れた生ゴミがあって、ショウジョウバエが大量発生してたらやだな〜」
「ノミやダニが増えてたらやだな〜」
「ネズミが出てたらどうしよう〜」
と、考えられる色々を想像しながら帰りました。
結果、家の中はそれほど変化はありませんでしたが、寝室のエアコンを消し忘れていました。
28度で風量「弱」だったから、まあいいか。
それに、家を保つのにはよかったかも。
探石旅行の反省点
採った石はその場で写真をとるべし!
採った石はその場で写真を撮って置かないと、旅行から帰ってしばらくすると、
「分からなくなる!」
「めんどくさくなる!」
次からは、汚れていてもいいから、とにかく写真に撮っておく事にしようと思います。
夏休み自由研究 作品
石ころ標本箱
砂岩・ジャスパー・大理石
カルセドニー・サンダーエッグ(??)・ 流紋岩
オパール(娘の自称)・白と緑の礫岩・紅色の礫岩(❤️️️が気に入っている)
娘に、「地図や写真でレポートにまとめよう」と提案したのですが、「作品作る」とあっさり却下され(苦笑)、「100円ショップの標本箱 と ワタ を買って。」と言われて、ワタは家にあったので、標本箱を1つ買ったら後は娘が勝手に仕上げてました。(私がメンドくさくなってしまったというのもあります。)
青い紙は娘なりのラベルなのですが、私としては、名前だけでなく、
「撮った場所、撮った人、日付」を入れて欲しかったです。
とはいえ、1年生なりのコメントがなんだか可愛いので(←親バカ)、学校から戻ってきたら詳しく紹介したいと思います。
石を見分けるのに使った本
オススメの石の本一覧
この旅のきっかけになった本。石が拾える場所の地図が載っている。
ドラゴンの卵とサンダーエッグを紹介した本。
石の大きな分類が分かる本。
未就学児でも石が分類できるようになる! とてもわかりやすい本。
採集場所と石を丁寧に解説している本。とても調べやすい。