運動の敏感期と感覚の敏感期の重要性

脳が発達する仕組み

<運動の敏感期
<感覚の敏感期

私たちは目で見たものは目に写っているように感じ、耳で聞いた歌は耳で感じているように思いがちですが、そうではありません。
目や耳という感覚器官は受容器であって、そこで受容した情報は必ず脳に伝わって、脳のそれぞれの感覚を司る部分で情報処理されているのです。

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例えば、ふた付きの箱があったとしましょう。
子供がそれを見ます。ここが「目という感覚器官」を使って情報を脳に伝えるところです。
正しく情報が捕らえられたのならば、脳内ではこんな命令が出ます。
「中に何が入っているんだろう。ふたを開けてみろ」
そして、そのふたを開けるのは随意筋肉がついている「腕や手、指という運動器官」が司ることになります。

ここで、自分の思い通りに動かすことのできる運動器官が身に付いていなければ、つまり運動が獲得されていなければ、ふたを開ける事は誰かに依存しなければなりません。
依存は自立とは反対方向に位置します。子供は1人残らず自立したいと思っています。何でも自分でやりたいという意欲でいっぱいなのです。そのためには運動の獲得は必要不可欠の要素になるのです。
そしてその運動が獲得されていく過程において感覚も重要な役割を果たしますし、同時に、も大きな刺激を受けて発達を遂げていくことができるのです。

このようにして、1歳前くらいには色々なことができるようになり、開けたり閉めたり、出したり入れたりのいたずらが始まるようになります。
これによって、脳内の神経細胞の回路が完成していくのですから、むやみに禁止する事は正常な発達を阻害することになります。

さらに、この時期に正確な運動を確実に身に付けていかないと、大人になっても鉛筆が正しく持てない、お箸が上手に使えない、蝶結びができない、風呂敷が結べないと苦労することになります。

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