2020年、ふみえが娘と実践!「本当の自立を目指すプログラム」【第5回】ブログ・ドキュメンテーション

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ドキュメンテーションとは

レッジョエミリア教育の活動に「ドキュメンテーション」というのがあります。
これは子供の活動の記録と情報の共有を目的としたもので、
子供たちや保育士の会話や活動の様子などを記録して、みんなで見られるようにする取り組みです。
また記録は保育士だけでなく、保護者や子供自身、地域の人たちにも見られるようにして、コミュニケーションが生まれやすくする目的もあります。
子供自身も記録を活用して、それを次の学びに活かせるというメリットがあります。

ドキュメンテーションは、活字に限らず、動画や写真などのメディアも使って、子供達の活動の様子を記録します。
その記録をもとにして、大人達が活動内容について話し合いをし、子供たちの反応を見ながら、子供たちの興味ある活動は発展させて、関心が薄いものは違う活動に変えます。

まさに、子供の「好き」を見つけるための活動ですね。


好き=才能の原型をみつけよう!

特に小さい頃に、その子の才能の原型は強く現れます。
ご両親は、自分の子供が

  • どんなことに興味を持ったか
  • 何をよくしていたか
  • どんなものを集めていたか
  • どんなものを欲しがったか
  • どこに行きたがったか

これらをぜひ、記録してみてください。
そして、ご両親の時間・体力・経済の許す限り、徹底的に体験させてあげましょう。

これはモンテッソーリ教育の話になりますが、幼児の場合は発達段階において、指先や身体の動きの獲得、言葉の獲得のために、モンテッソーリでいう「学びのスパイラル」をいくつも通るので、興味の対象はどんどん変わって行きます。
興味の対象の変化に気づくためにもドキュメンテーションは意味がありそうですね。
またモンテッソーリ教育でも、子供の活動を作品や記録として残す事は重要と捉えています。

また小さい子の興味の対象は大人からみるとみんな大差なく見えたりもします。
でも、
・いつも石を拾ってくる(←我が家)とか、
・食べるのが大好きとか、
・ひたすら走り回るとか、
・乗り物が好きとか、
・声が大きいとか、
小さい子供の「好き」には、その子特有の才能の原型隠れていると信じて、できるかぎり許容し、観察し、根気強く付き合ってあげましょう。

注:往々にして、小さい子供の「好き・やりたい事=才能の原型」は大人にとっては面倒、やっかいな事かもしれません…

また、人の才能は一つではありません。多くの場合は、複数の才能を掛け合わせて磨くことによって、その人の強みとなります。

ブログ・ドキュメンテーションとは

ふみえはこのドキュメンテーションを、ブログを使ってさらに活用しようと思い立ちました。
まだ気が付いていない人も多いと思うのですが、ブログは21世紀を生きる人にとってとても強力な武器になります。
個人が情報発信をできる時代になった今、「好きなことを仕事にしてお金持ちになる」ことは、もはやラッキーなことでもなく、誰しもに開かれている道です。

お子さんの「好き」を見つけて、そのエネルギー(情熱)を最大限に活かして成長させ、強みをつくり、ライフワークを見つけ、ライフワークが仕事やお金を連れてくる、そんな体験を親子でできたら最高ですね。
自分が本当は何をやりたいのかを探さないまま、目的もないままに有名大学を目指すより、ずっと幸せでやりがいのある生き方だと私は思います。

…ドキュメンテーションが良いということはわかったけど、
「ブログなんて巷に溢れている。ブログと成功が結びつかないわ。」と思う方もいると思います。
これからその辺りを説明したいと思います。

個人が情報発信をできる時代になった

インターネットの登場は産業革命に匹敵する人類を飛躍的に変える出来事で、
21世紀は「情報革命」の時代といわれています。
IT技術は日々急速に進化していて激変していきますから、小さなお子さんを持つご両親は、これから我が子がどのようなスキルを身につけていくべきか、お悩みのことと思います。正直に言って、プログラミング言語なども多様化し変容していくので、その時々のスキルを学ぶのは不毛といえるでしょう。(もちろん、それが好きなら問題ではありませんが。)

しかし、ただひとつ、重要な変化があります。
それは「情報発信」です。インターネットの普及によって、誰もが全世界に向けて情報を発信することができるようになったのです。
発信の形も、ブログやメルマガ、Instagram、Podcast、YouTube、SNSと色々あります。文字でも写真でも音でも動画でも、自分の好きなものを選べます。
情報革命前にはごく一部のマスメディア関係者の専売特許だった情報発信。これを、すべての人ができるようになりました。
ところが、この変化を理解し活用している人はまだ少ないのです。
「ブログはともかく、FacebookやInstagramのアカウントを持っている人はたくさんいる」と思う方も多いでしょう。でも、ほとんどが、個人的な日常を知人たちとの間でやりとりしているだけです。これは「交流」であって、「情報発信」とは少し違うのです。
情報発信というのは、第三者が目にしても役に立ち、仕事や生活に活用できるような、「価値のある発信」のことをいいます。
情報には価値があるのです。

でも、情報発信をする人になって「好きなことを仕事にしてお金持ちになる」までのプロセスがどんなものかまだピンとこないかもしれませんね。
ざっくり言うと、こんな感じです。

「好きなことを仕事にしてお金持ちになる」までのプロセス

子供の「好き」を書いてみよう

「好き」を書いていると、どんどん詳しく、得意になっていく

「得意」をさらに書いていくと、あなたの強みになる

「好き」が「得意」になり、「強み」になるとお金が生まれる

今の世の中、強みがあれば人が集まり、ネットで何でも売ることができる

より人や情報が集まり、人から感謝され、お金も入ってくるようになる

そんなに簡単に行くだろうか?と思われるかもしれません。
確かに、日々の変化は少なく単調で、ワクワクから遠ざかってしまうように感じる事もあるかもしれません。
しかし、やりたいことを書き出したり、思いつきを実行したり、宝地図を眺めてワクワクすることを見つめ直したりしながら、行動を起こしてブログに記録していきましょう。

繰り返しますが、21世紀は
自分らしさ」を持って自分のスキル売り込む力がますます必要になります。

子供の「好き」を書いてみよう

「好き」「ワクワク」「楽しい」が続けるエネルギーになります。
努力しなくても、続けられること。これが実はあなた(のお子さん)の最強の強みになる可能性が高いのです。
単純明快ですね。他の人が努力しなければ出来ないことを、あなたは努力しなくてもできるのですから。もしくは、努力が気にならないくらい、やりたいのですから。

…好きなことが何かわからない、というのは大人ではよく聞きますが、子供のうちは、好きなことはすぐ分かると思います。
(もしも見つからない場合は、ちょっとでも面白そうと思ったことをなんでも書き出して、実行してみましょう。きっと見つかるはずです。)

子供が「もう一度やりたい!」と言ったら、それは好きなことからエネルギーを貰っている証拠です。


ふみえが最近気づいた発見なのですが、例えば、こんなこと。
娘はなかなか早起きができませんでした。
そこで、しょっちゅう娘から「一緒にやろうよ!」と迫られる、「パッチワーク魚(娘が命名した折り紙)」という遊びを一緒にする約束をしたら…。

なんと冬の暗い朝5:30にちゃんと起きるんです

この、「〇〇をやるためなら多少の困難(早起き)があっても乗り越えられる」、こんなことが本当の好き、やりたいことなんだと思います。

…というか今まで、朝起きてプリントをやろうとか、そうじをしようとか、そんな働きかけだったので起きる気がしなかったのかもしれません…反省
ついでに白状すると、娘は「朝ごはん食べたくない」、「トイレいきたくない」「うがい・洗顔したくない」…と朝から嫌なことだらけの幼児でした。

なので、今年は娘ブログはこのパッチワーク魚をメインにドキュメンテーションしていこうと思います。折り紙遊びを楽しみながら記録をしていった結果に、どんなことが起こるのか、親バカながらワクワクします。^^

「好き」を書いていると、どんどん詳しく、得意になっていく

子供の活動をドキュメンテーションしながら、
プロジェッタツィオーネにも活用してみましょう。
プロジェッタツィオーネは仕事でいう「プロジェクト」に近いのですが、全体が計画されたものではなく、「子供の興味・関心から始まる探究活動」というような意味合いです。

やりたいことを子供が思いついたらまずブログに書きます。
そして次は実際に行動をしてみます。
そして行動したら結果をまたブログに書きます。
うまくいかなかった時はその課題や改善案を書いていきます。
(うまくいかなかったかどうかは子供の判断にまかせましょう。大人が判断しないようにお願いします^^;)

まずは、
1.子供が行きたいといった場所に連れて行き、
2.その様子を写真に納め、ブログにアップする、
といった感じで気軽にやってみましょう。

これは、ビジネスの現場でもよく使われる「PDCAサイクル」そのものです。「Plan=計画、Do=実践、Check=確認、Action=修正実行」、これをぐるぐる回すことでチャレンジを成功に導く手法ですね。

人間の脳は素晴らしく、うまくいかなっかった時、問題にぶつかった時、
「次はどうしたらうまくいくだろう?」
「この問題を解決する良い方法は何だろう?」
と自分に問いかけると、自分が寝ている間も潜在意識が働き続けて、ある時ふっと答えが浮かぶのです。

子供の思惑と結果が違った時、
次はどうやったらうまく行くかな?」と問いかけてみるとよいでしょう。


好きなことは多少の困難があってもやれてしまうので結果として、簡単に行動に移すことができます。
そして行動を重ねることによって少しずつ経験値があがり、「自分はやれる」という自信につながっていきます。

自分でどんどん行動する子、言われてもなかなかやらない子の違いはここにあるのですね。
モンテッソーリの “お仕事を自分で選んで好きなだけやる”、というのもつまりは行動力と自信を育むプロセスなのだと感じます。

そうして実践を繰り返していくと、好きなことが得意になり、詳しくなれるのです。

このように、親子で「好きなこと」や「なりたい自分になるためにやりたいこと」をどんどんやって、そのことをどんどんブログに書きましょう。

ママ専用ブログを作っても良いと思います。
結構、書くだけで客観的に自分の感情、現実の状況を受け止めることができ、悩みが解決したりしますのでおすすめです。

実行してそのことを書く、しかも公開していくことで、頭の中がどんどん構造化され、しかも周囲に仲間やファン、応援してくれる人もでき、継続が簡単になります。
これを続けることで好きなことが得意になり、なりたい自分に近づいていきます。
楽しみながら書いて、それが得意になっていくなんて、最高だと思いませんか?

「得意」をさらに書いていくと、あなたの強みになる

娘は動かない子で、0~3才の発達段階ではかなり心配しました。
運動のために外遊びをさせようとでかけても、地面にぺったりと座り込んで砂をいじったり、石を拾ったりしていました。
モンテの幼稚園に入り、よく借りてくるのは「石ころ」という本でした。
なんとなく、石や植物が好きなんだな〜と分かったので、まずは植物の名前を調べて教えていったら、よく覚え、遠足に行った時の体育の先生の感想に、「〇〇ちゃんは植物の名前なんでも知ってるね!」と書かれていて、
運動ができなくて残念な子だったので、体育の先生が褒めてくれたことが親心に嬉しかったです。

石の方はイマイチどう発展させていいものかわからず、最初のうちは、拾って持って帰るのは許していましたが、ほとぼりが冷めた頃こっそり捨てたりしていました。
しかし3才半〜の頃、通っていた体操スクールで貰ってきたスクールツアーシップというカタログを見て、「宝石ツアー:奇石博物館でストーンハンティング」というのを見つけて「行きたい!」というので、「1人で行くんだよ!?」と聞いたら「行く!」というので、思い切って参加させてみました。

初めての1人でのバスツアー参加で、心配しましたが、
帰ってきた娘はスーパーハイテンションでした。
両手に石の入った小さな袋を持って、本当にルンルン、興奮状態なのです。

ストーンハンティングで採ってきた石は、全種類の石のリストがあったので、さっそく、石の名前を調べてあげたら、すぐに覚えました。

しばらくして、また行きたいというので、家族で行って、その様子をブログにアップすると、娘はこれまた喜んで、なんども読ませられました。
(最後は面倒くさいためにボイスオーバーで読み上げるという技を獲得しました。)

その頃から、子供向けの石の本や図鑑を与え、順調に(?)石好きに育っています。
彼女の今の夢はミネラルハンターです。

こんな風にして、石について情報を集め、採集に行ったりミネラルショーなどのイベントに行ったりした結果をブログに書いていると、
1.娘も私もどんどん鉱物に詳しくなる。
2.娘は周囲から「鉱物に詳しい子」という認識(ブランド)が出来上がってくる。
こんな風にして、楽しみながらもっと詳しく、得意なこと(自信)にもなってきました。

「好き」が「得意」になり、「強み」になるとお金が生まれる

「好き」が「得意」になり、「強み」になる。
情報発信を続けて行く事で、この化学反応が起こり始めます。
この時点では皆さんがまだ、自分の「好き」が「強み」になっていることに、ひょっとしたら気づいていないかもしれません。
でも安心してください。あなたには、「ブログ」と言う強い武器があるのです。どんどん発信して「好き」「強み」を尖らせていってください。
好きなことをどんどん尖らせて、そのことを発信しまくっていると、あなたはいつの日か、周囲からその分野における「専門家」と見られるようになります。

ここにおいても「発信」していることが絶対条件です。

あなたがどんなに好きなことを磨いて強みにしていたとしても、あなたが全く発信をしていないなら、この化学反応は起きません。
発信しなければ、あなたが何をやっているのか気づくことができないからです。発信することで、あなたが何をやっていて、何が好きで、どんな強みを持っているのかを知ることができます。
「好き」を「得意」にして「強み」に尖らせること。
そしてそのことを発信すること。
これを「パーソナルブランディング」や「セルフブランディング」と呼びます。

私と娘は、試しに石の事を書いて、宝石標本を作り、インターネット上で販売してみようと考えています。(今ショップを作成中で頓挫していますが、また再開します(・・;))

売れたらまたここに追記する予定です^ ^

今の世の中、強みがあればネットで何でも売ることができる

今の時代、本やガジェット、パソコン等はもちろん、洋服、家具、食品・飲料、植木、車、電車や飛行機のチケットなど、何でもネットで買えます。

そしてここが非常に面白い点なのですが、「なんでもネットで買える」と言う事は、裏を返せば「何でもネットで売れる」ことを意味します。
これも「情報革命」時代の象徴的な変化です。
20世紀においては、人にモノやサービスを売る事はお店を持たなければできないことで、それには非常に大きなお金が必要でした。それが、21世紀になってインターネットが世界を繋ぎ、様々なビジネスに関するツールが登場したことにより、誰でもどんなものでも、離れた場所の人に売ることができるようになったのです。

実際に、私もインターネットを通して、モビールを販売しています。
minneなど、ハンドメイド専門のショップサービスも色々出てきています。
ネット販売が広まる以前には考えられなかったことです。

物理的な「モノ」だけではありません。ありとあらゆるサービスも、ネットで全世界に向けて販売することができます。
ハンドメイド業界(?)では、ハンドメイド作家がワークショップを開いて収入を得るというライフスタイルも提案されています。

あなたが情報を発信すると、皆一緒に豊かになれる

好きなことをやって、そのことを発信していくと、好きなことが得意になり、さらには強みにしていくことができます。そしてその強みをずっと発信していくと、あなたのもとに「人」と「情報」と「お金」と「感謝」が集まってくるようになります。
これは魔法でも何でもありません。当たり前の仕組みなのです。

石が好きな事を書いていると、八ヶ岳のいとこが「ウチに泊まりにこない?」と誘ってくれたり、ニュージーランドに住んでいる友達が、「化石のあるところを知ってる」と教えてくれたりします。

私が子育てに悩んだことや気づいた事を書いて発信すると、同じような悩みにぶつかったママ友から共感されたりします。

情報発信をすることによって、自分の周りに集まってくれている人たちが、全員で豊かになって、社会全体が豊かになっていく、そんなイメージを持ちながら日々、情報発信を続けていけられたらいいですね。

参考図書

「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる

次のステップはこちら

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