子供の褒め方・叱り方が気になる人へ。 藤崎雄三さん講演会「コミュニケーションが伝わらない仕組み」

講演会に行ってきました。

「コミュニケーションが伝わらない仕組み」

伝わると思うから腹が立つ。だったら最初から伝わらないものだと思ってしまったら腹は立たないのでは?

日時 :7月6日(土)  受付14時〜
講師 :藤崎雄三氏(株式会社オール・アウト代表取締役)
内用 :
あらゆる場面で必要不可欠なコミニュケーションに置いて誰もが感じることのある、他者とのやりとりはなぜ伝わらないのかといった悩みについて講演を通じて学んでいきます。

今回もママ友に誘われて行ってきました。
地域の中学校のPTA主催で、親子のコミュニケーションに焦点を当てています。
藤崎さんはとてもフレンドリーな感じで、丁寧に、分かりやすくお話をしてくださいました。

藤崎雄三さんの ざっくり経歴

銀行→
人事コンサルタント→
教育委員→
洗足池小学校PTA会長3回→
区長の推薦により、
連絡協議会の会長(60校のPTA会長の長) (働き方を業務委託に変える)→
今の仕事
企業研修、エグゼクティブコーチング

テーマ

問い なぜ動かない?
   なぜ話が通じない?

仮説 コミュニケーションは通じないようにできている

検証 3つのボタン4つのタイプ5つのレベルを知る。

3つのボタン

動くきっかけは人により違う

モチベーション理論によれば…

人が動くきっかけ3項目

やりたい! 目標の魅力を高める ex.)報酬アップ 達成した自分を想像する
やれそう! 達成可能性を高める ex.)分割する 範囲を限定する
やらねば! 危機感を高める ex.)期限 放置リスクを認識する

ちなみにセールスにも同じ理論が当てはめられます。

買いたい! →「これを持ったらこんなに素敵になるよ」付加価値をつける
買えそう! →安い 分割払い
買わねば! →送料無料 今だけ〇〇

さて、ここで質問です。

あなたは子供を動かそうとするとき、どのボタンをよく使っていますか?

例えば、人を動かそうとするとき、
「やらねば」ボタンしか知らなかったAさん。
「やらねば」ボタンで動かないと、次にどうするか。
「やらねば」ボタンを連打する。

「使いこなせとは言わないけれど、押してみてダメだったら、別のボタン(選択肢)がある事を知っておきましょう。」とのことでした。

「やりたい」ボタンがすぐ見つかればいいんですけどね…^^;

4つのタイプ

人はそれぞれ使う言葉が違う

タイプを知る

→誰に伝えるのか

4つのタイプ
あなたはどのエリア?
相手はどのエリア?

まず、上の図を見て、自分はざっくりと、どのタイプか考えて見ましょう。

A てきぱき×りくつ

4つのタイプ_A

わがままな人!? コントローラー

○自力本願 ○影響力 ×優柔不断
キーワード 勝 ⇄ 負


B じっくり×りくつ

4つのタイプ_B

こまかい人!? アナライザー

○知識欲 ○複雑究明 ×無計画
キーワード 因 ⇄ 果


C てきぱき×きもち

4つのタイプ_C

へんな人!? プロモーター

○独創性 ○楽天的 ×平凡 反復
キーワード 好 ⇄ 嫌


D じっくり×きもち

4つのタイプ_D

いい人!? サポーター

○協調性 ○貢献実感 ×無益な競争
キーワード 善 ⇄ 悪


みんな違ってあたりまえ。

立場が変われば、別のタイプとして振る舞う場合もあります。

だけど、どの人も両隣のブロック(3つ)は共感(理解)することができます。
どうしても理解できないのは、斜め向こう側のエリアにいる人なんです。

4つのタイプ_ABC
Aの人はDの人が理解できない…

明日までに企画を出す為に、4つのタイプの人が集まって、会議をしたら…

Cさん 「ねえねえ、これ面白くない!?」
Aさん 「期限までに達成できるのか?」
Bさん 「ウケる根拠はありますか?」
Dさん 「…そもそもそれって役に立つの?」

こんな感じになるそうです。

4つのタイプ2

確かに斜め同士、こんな対立が起こりそうです…

Bさん 「ウケる根拠はありますか?」
(Cさんの心の声 「は?根拠って必要?」)
Dさん 「…そもそもそれって役に立つの?」
(Aさんの心の声 「は?やるしかないだろ」)
Bさん (根拠ないのにやりたくないなあ)
Dさん (役に立つならやってもいいけど…)


タイプが違うと火に油!?な上司と部下の関係

「さっさと動け〜!」てきぱきりくつ上司 × じっくりきもち部下

上司:「ちょっとこっちに来い! …」
部下:「すみません」頭を下げて動かなくなる部下(誠意を見せているつもり)
上司:(イラっとする)「とっととお客様に情報開示しろ!」

「反省が見えん!」じっくりきもち上司 × てきぱきりくつ部下 

上司:「…こっちに来なさい」「…うん」「…うん」「…うん。」(考えている)
部下:(言うこと決まってから呼んでよ…)
上司:「こんな状況になっている…」
部下「すみません、いますぐお客様に情報を開示します」(立ち去ろうとする部下)
上司:(ムッとする)「ちょっと待て。まず頭を下げるのが先だろ!反省しているのか?」


タイプによって言葉を発するタイミングにタイムラグがあることを知っておく事は大切で、部下が返事をしようと考えている間に、自分のタイミングで、「お前は自分で考えられないのか!?」などと相手の発言の前に、かぶせてしまう事を繰り返して、知らず知らず部下を潰してしまっている場合もあるそうです。


同じ事を言っても、返ってくる言葉は相手によって違います…。

4つのタイプ_06

講演会では37人の人がそれぞれのエリアに分かれました。
そして、「37人が同じじゃなかった」ということを認識しました。

同じだと思うと、「なんで?」(怒・哀)となるけど、
違うと知っていれば、「じゃあどうする?」という気持ちが生まれます。

結論

「タイプ」を知る
→自分と相手とでは、使っている言語が違う

相手に伝わる言語を知り、使い分けること!


話がヨコになりますが、本田健さんのpodcastで「人間関係のマトリックス」というのをよく耳にします。同じような内容で、面白そうなのでいつかセミナーに行ってみたいです。

ポジティブ自立、(ジェームスボンド)
ポジティブ依存、(プーさん、のび太)
ネガティブ自立、(のび太のママ)
ネガティブ依存(…?)
の4タイプになります。
…ちゃんとわかったらまた書きます。

やはり、同じ事を言ってもタイプによって受け取り方が違うので、相手のタイプを感じ取りながら伝えましょう、という感じです。

5つのレベル

言葉によって届く場所が違う

人間の意識レベルの5段階

「レベル」を知る
→どこに届けるのか

ニューロロジカルレベル
ニューロロジカルレベル
(ロバート・ディルツ)

脳の働き

脳の仕組み

ちなみに、人間育てに大事なのは、土台です。
幼児期にしっかりと育てるべき脳は、大脳新皮質以前の古い脳です。
早期教育をして赤ちゃんの内から読み書き計算を覚えさせようとする働きかけは、脳が完成されていない幼児期に、「古い脳」を発達させずに「新しい脳」を鍛えようということで、一見効率的なようで、重大な誤りであると言えます。

こんな褒め方・叱り方!?

「響くところが全く違う」
〜そんなつもりじゃなかった〜

褒め方パターン・叱り方パターン

上の図を眺めてみればだいたい察しがつくと思います。

もし、あなたが、散らかった机を見て、一日一回、「あなたはホントにだらしないわね!」と毎日言っていたらどうなるでしょう。

子供が「自分はだらしない人間だ」と思いこむのに数ヶ月もかからないそうです。

あなたは、自分の子に、『自分はだらしない人間だ』と思って欲しかった訳ではありませんよね?

この場合、「机の上が汚いわね。片付けましょう。」と伝えるのが正解です。批判は環境についてだけにして、あとは行動を促すレベルでやめなければなりません。

ただ一言「だらしない!」で片付けてしまうと、子供のアイデンティティ(セルフイメージ)に直接ダメージを与える上に、行動してもらえないという、残念すぎる結果を招いてしまうのです。

ひとこと

3つのボタン、4つのタイプ、5つのレベル、いかがでしたか。

どんな方法で、どんな相手に、どう伝えるか。

完璧には対応できないかもしれません。でも知っておくだけでも、これまでとは違った見方や声の掛け方ができるようになってくるのではないでしょうか。

人間関係は生き物です。日々、相手の状態を感じながら、バランスを取っていく必要がありますね。

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