早期教育の弊害か?と思ったら読む本 – 「心を育てる抱っこ法」書評

抱っこ法

「心を育てる抱っこ法」

心を育てる抱っこ法」という本を久しぶりに読み返しています。
娘が1歳くらいの頃に一度チラ見してそのままでしたが、前読んだ時は、”よくわからなかった” んだなあ…とちょっと感慨深い気持ちになりました。

発達の遅れやら少食やらでノイローゼになりそうなくらい悩んだのになあ。
この本をもっとちゃんと読んで、巻末に紹介されている「癒しの子育てネットワーク」を調べて、サロンに行ったらよかったのになあ。
体重、ハイハイ、お座り、歩きの促進に焦りすぎて、大事な事に気が回らなかったんだなあ。

早期教育の弊害かな?と心配になったら読んでみて

幼児は、体も言葉も十分に操ることができませんから、痛かったり、悔しかったりといった経験、気づいてもらえなかった気持ち、我慢してしまった気持ちが溜まると、問題行動として現れてきます。

大人が子供の問題行動に気づき、心の痛みに気づいてあげようと努力をして、(時には暴れる)子供を抱き寄せて、色々と思い当たる節を探して、代弁してあげると、幼児は「やっと気づいてもらえた!」と心を癒して、本来の元気な子供に戻るそうです。

子供は成長の過程でたくさん、心に傷を作ります。
そんな時は(“ママと目を合わさない”、”1人でどんどん行ってしまう”など、)何かしらSOSのサインが出ています。母親がそれに気づき、原因を探り、慰め、癒してあげる。時には「分かってくれた」と感じるだけで子供の心は癒されて、元気になれるようです。
一時間近い大泣きに耐えながら、慰め続けるという大変な作業になる事もありますが、子供が癒されれば親子の絆が深まり、子供はグンと成長します。

(モンテッソーリは、集中現象によっても心の傷が癒されることを指摘しています。)

せめて、泣くときは思いっきり泣かせてあげてください。
感情を抑えさせようとするのは、一番NGです。
どんな内容であれ、感情は自然に湧き上がるもの。それを否定すると人格が歪みます。認めてあげれば落ち着きます。

そういう事例が具体的に載っていますので、ぜひ、読んで欲しい一冊です。


イヤイヤ期という自己主張

さて、この本に、イヤイヤと似てる「ダメ!」というお話があり、ちょっと思い当たる節があったので紹介します。

引用「心を育てる抱っこ法」より

象さん、かして

まりちゃん、2歳。指導所にあったぞうのぬいぐるみが気に入ったようで、お母さんを相手に遊び始めましたが、何か気持ちがモヤモヤしていて、遊びに集中できない様子です。お母さんも勤めに出ているので、この4月からお姉ちゃんと同じ幼稚園に通っているのですが、家でも俺でも1番小さいので、どうしても自分の思いが通らないことが多いのでしょうね。

指導者が関わりを持とうとしても、「ダメ!」と避けようとするので、「ぞうさん、かして」と近づいて、「ダメ!」をいっぱい出してもらうことにしました。いつもまりちゃんが置かれている立場に指導者がなって、「貸して」、「貸して」と頼みます。まりちゃんはここぞとばかり意地悪をして「ダメ!」、「ダメ!」連発して自己主張を楽しんでいます。

まだまだ控えめの自己主張なので、途中で指導者が泣きまねをしたら、すぐに貸してしまいました。でも、あきらめずに取り返しに来たので、そこから少し引っ張りっこを入れて、自己主張を励まそうとしています。まりちゃんもいったんは、「いいよ」と貸してからまた取り返すなどして、楽しく遊びに関わっています。

引っ張り合いが少し長引くと、ちょっとべそかきそうになりますが、お母さんという頼もしい後ろ盾の助けを求めてがんばっています。

最後はお姉ちゃんがお父さんを相手にやっていたゲームを終えて加勢に入り、2人連帯して大人への主張を楽しんでいます。ほどほどに抵抗してから負けてあげるのを繰り返すうちに、自信を回復し、いじけた心が癒されていきます。

でも、子供の心が根本から癒されるためには、こうした遊びだけでは足りません。傷ついた心は、涙で癒されるのです。遊び終わってからの抱っこで、いつもいつも、何かにつけてみそっかすに甘んじなくてはならない悔しさを、たくさん泣いて訴え、お母さんに慰めてもらってようやく機嫌を直しました。

心を育てる抱っこ法

へえ〜。
大人がわざと子供にやられる遊びって、していいんだ。
私は、遊んでても、少しでも痛かったり、大人に乱暴したら怒っていました。
大人に乱暴な言葉遣いをした時も怒って(注意して)ました。

でも、いつもそうされていたら、子供は気持ちのやり場がありませんね。
一人っ子や末っ子はなおさらです。
最初は子供が大人にやっつけられて「降参!」している挿絵を見て、違和感がありましたが、これを読んで理解できました。目から鱗が落ちました。

最近、猫を飼い始めたのですが、娘の猫に対する態度結構キツくて、「ちょっと可哀想じゃない!?」と咎めたくなります。(兄弟がいたらやっぱりこうなるよね…)と兄弟を持つお母さんの気持ちが分かりました。

夜寝るときとか、本読むとき、寝転がりたい時、何か気に入らない時、しょっちゅう、「クロちゃんはダメ!!」と言って乱暴に掴んで廊下や別の部屋へ放り出してピシャリと戸を閉めてしまいます。
あんなに「欲しい欲しい」言って貰ってきたのに…><

でも、この本を読んで、「これ、今までの抑圧に対する不満の現れなんだろうなあ〜」…と確信しました。

クロちゃんには悪いけど、ちょっと娘の欲求を晴らしてあげようと思いました。

そして、寝る時には(伝わるかわからないけど、)
「あなたは自由、あなたは自由だよ」と唱えてあげようと思います。

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